MaSiRo Community
ガイドライン

2023 年 04 月 29 日 制定


MaSiRo Community ガイドライン

このガイドライン (以降、「本ガイドライン」とする) は、MaSiRo Project の背景と MaSiRo Community の全体像、及びコミュニティメンバーが共有する開発思想についてまとめたものです。 


本ガイドラインは、その遵守を強制するものではありません。コミュニティメンバーは、必要に応じて自由に開発設計を行うことができます。 

MaSiRo Community での活動において、遵守すべき項目については「MaSiRo Community 規約」に記載していますので、必ずご確認ください。 


本ガイドラインは、事前に通知なく変更される可能性があります。


1. MaSiRo Project の目的

MaSiRo Project (以降、「本プロジェクト」とする) は、アニメーションの世界だけの存在であったキャラクターを、ロボット技術を活用することで現実世界に「生きた存在」として実現させ、その子たちが活躍し続けられる場所を作り、最終回を迎えることのない「終わらない物語」を作ることを目的としています。 


本プロジェクトにおいて、「生きた存在」とは、以下の4つであると定義しています。


① タスクを持ち、それをこなそうする意思を示すこと 

② 「人の役に立つ」という存在意義を持つこと 

③ 人々から「生きている」と認知され、愛されること 

④ 多くの人が、いつでも会いに来られること 


「終わらない物語」とは、ロボットがひとりの個人として生き続け、人間といつまでも、平和に共生できる社会を実現することです。


そのためには、ロボットは安定して、周期的にタスクを実行し続けられなければいけません。また、ロボットは常にメンテナンスされ、その外観、機能を損なうことなく存在し続けることが必要です。 

技術の発展に伴って、ロボットが出来ることを増やしていくことは「人の役に立つ」という存在意義を持つことに繋がります。 

そして、ロボットは私たち人間と同じように、ひとりずつが固有のキャラクターを持った、愛される存在へと成長していくのです。 


2. MaSiRo Community の目的

本プロジェクトは、創始者であり、プロジェクトリーダーの A_say と、数名のプロジェクトメンバーにより運営されていますが、本プロジェクトの目的を達成するためには多くの人の協力が必要です。 


また、「終わらない物語」を実現するためには、プロジェクトメンバー以外の多くの人 が、自発的に、また継続してロボット開発を続けなければいけません。 


そこで、本プロジェクトは「MaSiRo Community」を設立しました。 MaSiRo Community では、コミュニティに入会することで誰でもロボット開発が行えるようプロジェクトメンバーが情報を提供し、また技術支援を行います。 


MaSiRo Community では、ロボット開発に不可欠な技術情報のほか、ましろ姉妹ロボットのキャラクター設定、イラスト、衣装などに関する情報共有も行います。 

コミュニティメンバーは、ましろ姉妹ロボットの開発に直接関与することはできませんが、自身の成果をコミュニティ内で発表することで、そのうち一部はましろ姉妹ロボットの開発に反映され、ましろ姉妹ロボットの成長を手助けすることができます。

3. 開発レベル

本プロジェクトで開発しているロボットは、研究段階のものです。 

したがって、MaSiRo Community におけるコミュニティメンバーが開発するロボットについても、「一般の消費者が購入する製品」レベルの品質は要求しません。信頼性、製造コストなどについても、製品化を前提とはしていません。


4.開発情報

MaSiRo Community で共通化されている開発フレームワークについては、以下のGitHubのリポジトリに用意されています。詳細については、リンク先のWikiにて説明されています。

https://github.com/MaSiRoProjectOSS



最終更新 2023 年 04 月 29 日